内燃機関工学研究室紹介

 ガソリンエンジン,ディーゼルエンジン及びそれに関連する機械要素の高性能化と低公害化,長寿命化を目的として研究を進めています.トライボロジー(摩擦,摩耗,潤滑の化学)は,エンジンの高性能化に欠かせない重要な研究分野であり,本研究室ではエンジンの主要部品であるピストン,ピストンリング及び軸受メタルなどの摩擦・摩耗現象や潤滑状態のメカニズムについての基礎・応用研究を展開しています.特に,計測技術面では世界でもトップクラスのノウハウを有し, 独自の実験解析手法によって国内・海外の大学,研究所及び自動車メーカーや部品メーカー等と連携した産学共同体制の研究を手掛けています.

内燃機関工学研究室で学べること(学生向け)

 独自開発した研究用測定装置や薄膜センサは国内外から高い評価を受けており,これを用い,実際のエンジンにおける諸現象の測定結果をもとに解析し,性能向上に関する研究を行っています.研究室内には,高度な分析・計測機器や工作機械があり,学生は実験装置の設計・製作及び実験結果の解析に至るまで,研究に必要なすべてのプロセスを経験・習得できます.また,エンジンのピストン摩擦力測定やエンジンのオイル消費計測,高熱効率・ゼロエミッション水素エンジンの開発など,多彩な測定技術を駆使し,環境にやさしいエンジンのための研究を行うことができます.

研究室概要

発表&投稿論文